1
花咲家の稲穂は、当主になったとき「私が行かずして誰が行く」と町内会に行ったことがある。
イナちゃんと呼ばれ親しまれたらしい。
息子の宮野も母の教えで一回顔を出し、お菓子をいっぱい貰って帰って来たという。
ミヤちゃんと言われて親しまれていたらしいが、恥ずかしがっている。
2
花咲家、改装はみんな言いたい放題言っていた。
やれ忍者屋敷が良い、やれ俺の部屋は広くしろ。
最終的に亨と香がアガラ封印像みたいに変形して敵地に乗り込んだらいいんじゃないだろうかと提案し可決しかけるも、熊五郎さんに「金が足りん」と言われて諦めたとか。
3
花咲家、京に本屋がある。
古本屋かもしれない。
兎に角本屋である。
亀太郎は常連で顔を覚えられるくらい行っていた。
ある日亀太郎が剛を連れてそこに行ったところ、本屋の主から極秘の書物があると言われ剛をドキドキさせたが、結局「亀の飼い方」であったという話が花咲家に伝えられている。
4
花咲家、名づけは大体みんな親が決めるか、決められなかったらみんなで決めるか当主が決めるかしてる。
でもいろりは当主であるミリキが進んで名前を決めた。
多分そこには色んな思いがあるのですが。
一番は大江山で朱点を討ち、あたたかな世界で生きてほしいという思いがあったのかもしれない。
5
花咲家、隼人が女装してひったくり犯を捕まえたとはちらりと言った話ですが、実際は隼人の化粧が怖すぎてひったくり犯が「幽霊だ!」と悲鳴をあげ、自慢の足の速さで逃げた所、それを越える速さで隼人が追いかけてきたのを見てひったくり犯が腰を抜かしたのが事の顛末だったりする。
6
花咲家、刀二郎。
桜の花を折ったお詫びに、お坊さんの用心棒をした日がある。
襲ってくる鬼を次々屠る姿を見て小坊主に「本当に強かったんだ」とびっくりされる。
その時いろいろなことをお坊さんに教えたとか教わったとか。
7
花咲家最終メンバーでおにぎりをにぎろう!
香→おにぎり固い
守丸→おにぎり丸い
光矢→おにぎりでかい
みどり→おにぎりへたい
キロ→おにぎり上手い
利江子→動物おにぎり
千尋→おにぎり丸い
8
花咲家、一樹は歌がうまい。
でもあまり家族の前では歌わない。
一人だなと思ったとき歌っている。
お気に入りの場所は京のはずれの森の中の大きな木の上。
農家の人が時々耳にして、探しても見つからないとのことで「天人さんが時々おりてきて歌いにきよる」と言われていた。
9
渾名つけが得意な湖子がつけた秋穂世代の渾名、秋穂は「あっきー」、いろはは「いろりん」、雛男は「もふもふくん」、爽は「さわやかくん」。
10
花咲家。
つまらないことで喧嘩したことがある。
ある暑い日、じゃんけんでうちわあおぎ係を決めてたところ、連続で負けてた隼人、「暑い!」とぶちぎれてうちわをぶん投げた。
うちわをぶんなげられたいろりが怒って隼人と不毛な喧嘩をしたが、最終的には暑いからやめようと喧嘩は止まった。
11
花咲いろは、夢は船旅。
だけど叶わないんだろうなと思っていた。
そしたら、まだ幼かった一樹が沢山の草舟を作って川に流した。
花咲いろは号だ、絶対どれか海ついて、異国まで行く。
そんなことを言って笑った。
12
庭に子犬が迷い込んだ。
花咲美雪はその犬が大好きだった。
一緒に暮らす日を夢見ていたが、数日後飼い主は現れた。
迎えに来たのは母と子と親犬。
美雪は寂しく思いながらも子犬を手放した。
よく見ると家族も皆がっかりしていた。
美雪はそれを見ると少し悲しさが消えて、少し笑ったのだった。
13
花咲家。
剛は歌がへたである。
なまじ声量と熱量がむちゃくちゃあるから、一周回って歌が上手いのではないかと思わせるが、やはりへたっぴである。
蝶は去り草は萎えツバメは方向感覚を失い落ちる。
もしかしてこれは兵器に使えるのではないかと迷宮で歌わせてみた所、鬼が怒って活発化した。
14
夏江の描いた家族の絵は、その後数百年後も花咲家に大事にされる。
子供がこの絵は何?と聞く度に、大昔の呪いの一族の話が始まり、最後は、家族でみんなで協力して鬼に勝ったんだよ、と言う文句で終わるのでした。
窓の外で青い髪をした少年の姿を見たと言う子供もいたそうです。
15
平方家現メンバーと空
強子→沈む夕日が好きだな
めぐみ→空?あー空ね空空
百枝→青空を飛んでみたいな!
姫五郎→広いよね……
ユキミ→空って何なんだろう?
トヨ→白い雲!美味しそう!
16
平方家の実。
カブトムシやクワガタムシが好きで、よく小さい子たちに混じって昆虫相撲をして勝ち続けている。
大人なのに大人気無いぞと言われているけれど「俺はこの中で一番最年少なんだよ」と言い返して首を傾げられている。
でも虫が死んだら、ちゃんとお墓を作ってお礼を言う前世大僧正。
17
平方家。
友次郎の必携は爪切りで、友次郎の一つ下の勝の自慢は爪の形。
きっと勝の爪を切っては、いい爪だ、と褒めていたのだろう。
友次郎は、なんだかんだで自分より年下の子たちの面倒は良かったんじゃないかと思われる。
そんな特徴欄でした。
18
平方家。
勝、力王、カランのラインは、山越え直後な上お世辞にも強いとは言えない素質だった。
けど、自分を否定するでもなくなんだたら「俺たちおちこぼれ3人」と歌って笑っていた。
多分真知と 光野と友次郎がべろべろに可愛がって「君たちは私達の宝物」とか言っていた為である。
19
平方家。
苗美が双子に怒って「おしおきです!あなたたちのほっぺにチューします!」という言葉を皮切りに、都を三人が術を駆使して追いかけっこするというボツネームがあった。
双子は都の少女をたぶらかして匿ってもらうも、苗美のファンだというおじさんに場所が見つかって苗美が勝ったとさ。
20
平方家。
小さなミイちゃん像がお土産にあるという。
くじ引きで貰えて、色んな種類があるそうだ。
百枝が買ってきたのが溜まって、家に黒猫白猫三毛猫茶虎が並んでいたりする。
特賞はごーるでんミイちゃん像。
ややでかいので当たったらどうしようとみんな思うのであった。
今のところ、まだ。
21
平方美春、悪癖鼻毛抜き。
生まれつき体に青い竜の入れ墨のような痣がある。
痛くもないし、中竜様の加護のようなものなのだろうと本人能天気に考えていた。
のちに反魂の儀で充に宿るようになる。
最初はおびえていた充だが、お父さんが守ってるんだよって風音に言われてそう思うことにした。
22
花咲家、男子オンリーライン、闇鍋しよう!何入れる?
隼人→肉だな!
いろり→みんな変なの入れるだろうから俺がここで肉でも入れてやるか
亀太郎→お肉をいれよう~
剛→肉じゃー!
翔→肉を入れなければいけない気がする
川原→とりあえず肉入れとけば食えるだろう
23
平方家。
ささやかながら親神の加護がどこかに現れる。
蛇麻呂の子のまろは、時々白い蛇を見つけることがあった。
でも特にいいことがあるわけでもない。
ただ見れて幸運だな、という感じである。
いつか「父上の使いか?」と聞いたこともあるが、無視して去られたので多分違うのであろう。
24
平方家は、都では「呪われた一族」とか「神の使い」とか勝手なことを色々と言われている。
「呪われた一族」派と「神の使い」派で喧嘩になったこともあって、良いイメージは無いのかもしれない。
でも、一族のことを知る人間は「あれはただの短命で鬼に強い人間だよ」と言う時もあったという。
25
平方ユキミの趣味は彫仏。
でも天界の神様ではなく、仏や如来や明王を好んで掘る。
天界の神の誰かより教わったらしい。
天界にいたとき、父神に私も掘ってはくれないかと言われた事があるがヤダと言われて少し父神はしょんぼりしたとか。
でもその神の部屋にはへたっぴな仏が置いてあるという。